リハビリの基本を知ろう!<2>
目次
・リハビリを必要とする病気やケガについて
・リハビリを行うことで何が変わるの?
リハビリを必要とする病気やケガについて
リハビリとは、病気やけがによって生じた障害を改善し、失われた機能を取り戻すことやできなくなったことを再びできるようにし、日常生活をより快適に送れるように支援します。
このブログでは、どのような病気やケガがリハビリを必要とするのかについてご紹介します。
リハビリを必要とする主な疾患は下記のようになります。
脳卒中、運動器疾患、脊髄損傷、神経筋疾患、切断(外傷、血行障害)、小児疾患、関節リウマチ、心疾患、呼吸器疾患、摂食嚥下障害、がん(悪性腫瘍)、内部障害、精神疾患
各疾患の詳細については別のブログで紹介していこうと思っています(^-^)
※ここでは医療・介護保険でのリハビリの対象となる疾患を記載しています。
弊社では一部の疾患に対応しております。

リハビリを行うことで何が変わるの?
リハビリと聞くと、多くの人が「身体の動きを改善するためのもの」というイメージを持たれるかもしれません。確かに、動きにくくなった身体の機能を改善すること(機能改善)はリハビリの重要な目的の一つです。
しかし、リハビリの本当のゴールは、単なる機能改善にとどまりません。その先にある「できること」の拡大、つまり、日常生活や仕事、趣味、対人交流など、個人が大切にしている活動(作業活動)を再び楽しめるようにすること、そして社会とのつながりを取り戻すことが重要なのです。
作業療法では、「人は作業を通じて健康や幸福を得る」という基本理念があります。ここでいう作業とは、食事や着替えといった日常生活の活動から、趣味や仕事、人と過ごす時間まで、人が生活の中で行うあらゆる行為を指します。
リハビリでは、これらの作業が「できるようになりたいこと」や「期待されていること」として目標となります。そして、その目標を達成するために、身体機能の改善だけでなく、実際の活動を練習することや環境を整えることも含めた総合的なアプローチを行います。
リハビリは、ただ動きを良くするだけでなく、その人が自分らしい生活を取り戻すための大切なプロセスなのです。
このブログは、私たちが作業療法士として培った経験や知識に基づいて執筆しています。そのため、リハビリの中でも特に作業療法の視点に重きを置いた内容となっています(^_^;)
リハビリ全般に通じる考え方やアプローチをお伝えすることを目指していますが、専門分野に偏りがあることをご理解いただければ幸いです(^^♪
今後も、さまざまな疾患に関する情報や、自費リハビリのメリットについて詳しくご紹介していく予定です。リハビリに関心のある方や、ご自身やご家族がより良い生活を送るためのヒントをお探しの方々に、少しでも役立つ情報をお届けできればと思います。ぜひ引き続きご覧いただければ幸いです。
<参考文献>
1)理学療法ガイドライン 第2版
2)作業療法ガイドライン (2024年度版)